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Sandy & Júnior Japão Tour em Nagoya レポート その2

やっとホールの中へ入ると一瞬たじろいでしまった。デカ過ぎる...。縦200m、横100m弱はある広大なイベントスペースの中は何千人ものブラジル人でごった返している。お台場の国際展示場なら東館の1から4ブロック目あたりまでブチ抜いている感じだ。前方のVIP席は既に満席に近く、この部分だけでも昨日の東京ベイNKホールを上回るだろう。後ろには中学~高校生ぐらいのグループや、子供連れの家族、日本人の姿もちらほら見掛けた。東京公演のの3倍は集まってそうだ。会場の最後方には屋台が3軒ほど出店し、ガラナやパステウを売っている。
17時開演のはずが17時開場になったのはいいとして、18時過ぎてもなかなか始まらない。20時には終演とあったのでその予定で帰りのプランを考えていたのだが、ちょっと心配になってきた。18時半、やっとセルジーニョが出てきた!今日も相変わらずテンションが高い。幾つか興味深いトークがあり、一人で来ていた日本人の女の子に「なんで一人で来たの?」という質問に「S&Jが好きだから」と答えたり(「ブラジル音楽が」では無く「S&Jが」なのがポイント高し)、グループみんなが「工場で働いている」というと「なんで工場で働いている人が多いのか?」と疑問を持ったり(ブラジルでは日系人は工場勤務者は少ない)、「私はブラジルでは日本人、日本ではブラジル人とも言われ、アイデンティティで悩んでいる」みたいな回答もあった。(この場で誰かセルジーニョに日本のブラジル人コミュニティについて説明して欲しかったが...。)1時間ほどでセルジーニョが引っ込み、いよいよショーのスタートだ。だが一向にメンバーが現れない。既に20時を廻っている。5分、10分が経過する。ステージには誰もいないし、BGMすら流れていない。やがて廻りからは怒声も。隣にいたオバちゃんが「明日は朝から仕事だから早く始めて~!!」と叫んでいる。
20時20分、やっとバンドのメンバーが出てきた。それでもまだ始まらない。更に5分が経過し、遂にジュニオールの「Oi!Gente!!」と声と共にS&Jが姿を現した!会場は大興奮、絶叫に包まれる。場内が揺れている感じだ。1曲目は昨日と同じ「ナダ・ヴァイ・ミ・スフォカール」だ。東京公演も良かったが、会場が広い分スケール感が違う。心配だったPAも大丈夫、全く問題無い。サンディーのヴィヴラートがかかったロングトーンが会場を包み込む。やっぱり歌上手いです。
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かなりの望遠、ピンボケ失礼

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等倍だとこれぐらいの距離

内容は昨日とほぼ同じだ。進行が分かっているので落ち着いて観れる。サンディーは前方でファンと握手している。プレゼントの受け渡しも前日より多そうだ。ちょっとリラックスしているのか、MCも昨日より長い。ホームページに写真を載せるといって、ステージ上から客席の写真を撮っている。
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(オフィシャルH.P.より)

アコースチコ・コーナーも気持ち良く聴け、ふと時計を見るとすでに21時半を過ぎていた。もう終バスは出てしまった後だ。ヤバい。確か会場の入り口にタクシーが2~3台止まっていたのを思い出す。これを逃したら帰れない。ステージはちょうど本編ラストの曲「エウ・ケエロ・マイス」を歌い終わり、袖に引っ込んだ所だ。アンコールが掛かり始める。「ヴァモ・プラ」は観たいが、ブラジル人達もパラパラ帰り始める。サンディー達が再び現れMCを始めた。どうしようか、かなり真剣に一瞬悩んだが、後ろ髪を惹かれる思いで会場を出る。
運良くまだ数台タクシーが止まっていた。急いで名古屋駅へ向かってもらう。ここでうっかりしていた。名古屋は東京に比べタクシー料金が高いのだ。
結局ポートメッセ~名古屋駅と名古屋駅~新宿駅がほぼ同じ料金になってしまった(爆)。
まあ、なかなか日本国内にいては体験できないイベントだし良しとしよう。

ご存知のように東海地区には多くのブラジル人が住んでいる。愛知県には苅谷、小牧、岡崎、豊橋あたりに、県外では浜松や四日市、津、岐阜、可児あたりに多い。これらを合計すると10万人以上のブラジル人が在住しているそうだ。もちろん首都圏に住んでいるブラジル人の合計より多い。この住民をターゲットに、しばしばブラジル人アーティストのショーが名古屋や浜松で開催されている。数千人規模のショーだと、一瞬ブラジル国内で観ているのかと錯覚してしまう程。S&Jはブラジルでもトップクラスの観客動員数を誇っているだけに、名古屋では一体どういうことになるのかこの目で確かめたい、ということが今回の遠征の理由の一つであった。そういった意味では今回のS&J日本公演はブラジル人ミュージシャンとして過去最大規模のショーであり、日系ブラジル・コミュニティ的にも、日本の中のブラジル音楽的にも歴史に残るショーだったといえるだろう。
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(オフィシャルH.P.より)

この項、了

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