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ALEXANDRE PIRES / Alto Falante

Só Pra Contrariarのヴォーカリストで、現在はブラジルだけでなくラテン・アメリカを代表する歌手に成長したアレシャンドレ・ピレスの3枚目となる新作がリリースした。
1976年、ミナス州生まれのアレシャンドレは1989年、地元でパゴーヂ・グループを結成、それまでのパゴーヂの常識を打ち破るムイト・ホマンチコなスタイルで活動を始める。1993年、デビュー作「Só Pra Contrariar」を発表するや否や瞬く間にブラジル全土で大ヒット、国民的グループとなった。そのスタイルには賛否両論あるが、ブラジルの一般大衆には絶大的に支持されており、後を追う数多くのグループに踏襲された。2002年にはカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルといったブラジル音楽界の重鎮達をゲストに迎えアコースチコのショーを成功させた。(この模様はCD、DVD化されリリースされている。)
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Só Pra Contrariar / Acústico

アレシャンドレは2001年にソロ・デビューを果たした。1stアルバム「É Por Amor」をリリース、その後正式にSPCを脱退すると活動の場をラテン・アメリカ諸国に広げ、スペイン語で歌った「Estrela Guia」をリリースし、中南米全土で成功を収めた。最近ではE.U.A.でも活動を開始、ホワイトハウスの中で「イパネマの娘」を歌ったのも記憶に新しい(それを聴いたのは「ブラジルには黒人はいるのかね?」と尋ねた某名(迷?)大統領だというのは皮肉的だが)。ラテン・グラミーでは既にノミネートの常連となっている。
さて、車のエンジン音から幕を開けるこのアルバム、いわゆるパゴーヂ路線では無く、今時感が強いコンテンポラリーな作品だ。どこかで聴いたことのあるフレーズをそのまま引用(笑)した(3)や、(4)のジョルジ・ヴェルシロのナンバーもスムースで心地良い。どことなくアジア・テイストの(12)もクラブで大音量で聴いたらおもしろそうだ。ゲストには来日の噂もあるファット・ファミリー、かつての好敵手ネチーニョ、そしてTRAMAに移籍し全国区となったカジュー&カスターニャ等が参加している。
日本におけるラテン・ポップスのマーケットは意外に大きい。ブラジル音楽の枠を飛び越えて活動している彼の作品が、ルイス・ミゲルやリッキー・マルチン、エンリケ・イグレシアスのように、より多くの人に聴かれるようになって欲しい。

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ALEXANDRE PIRES / Alto Falante
1. Eterna Namorada
2. Coisa do Destino
3. Putz, Putz
4. O Que Você Fez
5. Errei Por Te Amar
6. Fofoca
7. Carinha Bonitinha, na Telinha
8. Ao Sentir o Amor (On the Wings of Love)
9. É Hoje
10. Me Cansei de Viver Assim
11. Vocês Conhecem Zumbi?
12. Navio Pirata
13. Diga Não as Drogas
14. G L B T (Liberdade de Expressão)

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