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Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

大泉で買ってきたもの その3 Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

「ブラジルの演歌」とも例えられる「ムジカ・セルタネージャ」。そのルーツはムジカ・カイピラにあるが、約20年程前から(北米ナッシュ・ビルが発祥の)カントリー&ウエスタンの影響を受けつつ、北東部のフォホーや南部のムジカ・ガウシャまで取り込み、より洗練されたスタイルに変化していった。現在ではサンパウロなどの都市部に暮らす地方出身者や、ゴイアス~マトグロッソ~ミナス~パラナといったブラジル内陸部にて生活している労働者、特に農業従事者や牧畜関係者といった人達が家族ぐるみで聴いている大衆的な音楽だ。(そんな理由か、知性派ミュージシャンや高学歴&高所得者といったいわゆる”ハイソ”な人達の間で「セルタネージャが好き」と言うのはなかなか勇気がいることらしい。リオデジャネイロではそれほど人気が無いのも頷ける。ただ実際のところは、多くのブラジル人が密かに愛聴している(笑)。「セルタネージャはブラジル人の魂だ。」と断言したブラジル人もいる。)
そんなムジカ・セルタネージャ界で、リリースするアルバムが常にメガ・ヒットとなり、デビュー以来30年以上に渡って頂点に君臨し続けている二人組がシタンジーニョ&ショロロだ。(ご存知の方も多いとは思うが、以前このBlogでも紹介したサンディ&ジュニオールの父親がショロロだ。)
今月リリースしたばかりの最新作「AQUI O SISTEMA É BRUTO」は彼らの28枚目となる作品だ。タイトルを直訳すると少々過激な意味になりそうだが、これは内陸部のスラングの一つとして解釈したほうが良さそう。
(1)はカントリー・ロックなテイストでオープニングを飾るのに相応しいナンバー。TV Recordで4月から放映されている2人が司会を務める歌番組「Raízes do Campo」のテーマ・ソングにもなっている。ゼ・ハマーリョがゲスト参加している(2)は現在FMでヘヴィー・ローテーション中。 (5)はイントロがサザンオールスターズにも似た日本人好みのバラード、(11)では若手のグルーポ・トラヂサォンをゲストに、シュハスコやシマホンといったガウシャ(の文化)の素晴らしさを歌っている。
ブラジル全土のCDショップやメルカドではリリース直後から売れに売れているそうで、現在チャートを急上昇中。これから年末にかけて耳にする機会も増えるだろう。この作品を聴かずに今年のブラジル音楽界は締められない。

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Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

01. Aqui o Sistema é Bruto
02. Sinônimos
03. Essência do Prazer
04. Sem Destino
05. Se
06. Só Sei que Dói
07. Quero Você
08. Mulheres
09. Amor Infinito
10. De Vez em Quando Vem
11. Tradição Gaúcha
12. Zé Bento

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