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Hermeto Pascoal em Daikanyama Unit Sábado, Novembro 06, 2004

エルメートを観るのは2002年の読売ランド以来2回目。前回はバンドを率いての公演だったので、アレンジやアンサンブルの妙を楽しんだのだが、今回はソロ公演なのでより彼の本質的なものが聴けると期待。
最初はピアノのソロで。クラシカルなフレーズにの上に唐突にアバンギャルドなフレーズが交錯する。ピアノの弦の部分に帽子(?遠くてよく見えない)を投げ入れ、音色を変えるのは図らずもヴィラ・ロボスの踏襲か。
バスフルートを使いショーロの有名曲であるブラジレイリーニョをスキャットを交えて披露。お約束のバケツのトランペットではマイルスのラウンド・ミッドナイトを。女性ヴィオラ・カイピラ奏者(28歳の奥さんだそう!)が登場すると、早いパッセージのフォホーを歌う。MCはポルトガル語に時折英語を交えて。
曲名は不明だが明らかにインヂオの民謡を引用した曲もあった。
アンコールも含めて45分ほどの短いステージだったが、今回強く感じたこととして、エルメートは世の中で言われているような奇人・変人の類では決して無く、彼もブラジル音楽の落とし子だということだ。楽曲の1曲、1曲にブラジルのルーツがあり、それを彼なりに解釈し表現していく。それは手法は違うがジョアン・ジルベルトと同じ作業だといえるだろう。
「ブラジル音楽」という大河の中で西洋音楽、特に欧米の価値観でブラジル音楽を捉えると行き詰ってしまう。まずは聴き手自身がブラジルという広大な国の中に身を投げ入れることが重要だ。するとそれまで気が付かなかったことに気付かされるだろう。今回のエルメートの公演は改めてそういったことの重要さを再認識させられた。


hermeto.JPG
会場出口でファンにサービスするエルメート。流石、ブラジレイロ!!


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