« outubro 2004 | Main | dezembro 2004 »

Radio Fenix

インターネット経由でブラジルの音楽番組がオンラインで聴けるようになって久しいが、最近では在日ブラジル人コミュニティの間でも幾つか登場してきた。
ブラジルから上陸したJoven Pan、ダンス音楽中心のRadio Brasil等、どれも個性的でおもしろいが、個人的に良く聴いているのがRadio Fenix。総勢10名以上のDJが交代で軽快なトークと最新のブラジル音楽で24時間ノン・ストップ放送している。CMも頻繁に入り、ブラジル人コミュニティの様々な情報が入手できる。ちなみにこの局は大泉のブラジリアンプラザにスタジオを持っている。

radiofenix.JPG

| | Comments (0)

ミス刑務所コンテスト

こんなニュースをみつけました。

ブラジルらしいというか、なんというか...。

| | Comments (0)

Helião e Negra Li / Guerreiro, Guerreira

ガブリエル・オ・ペンサドールやマルセロD2の活躍で、ブラジルでも市民権を得たヒップ・ホップ。今やアンダーグラウンド的な扱いは無く、(精神性はおいといて)日本と同じように気軽にラジオやテレビを通じて聴かれている。
先日、そのマルセロD2が選考に携わった、ヒップ・ホップ界の新人発掘コンテストが開催されたのだが、その時に入賞を果たしたユニット、Helião e Negra Liが早速アルバムをリリースした。
heliaoenegrali.JPG

サンパウロ出身の男女コンビによる作風は、サンドラ・ヂ・サーにも通じるソウルフルな歌と、スムースなラップで人気急上昇中だ。アルバムにはマルセロD2とハシオナイスMC'sのマノ・ブラウンがゲスト参加している。早速、新ノヴェラ「Começar de novo」でも採用された。レゲエやソウル、ファンクまで飲み込んだそのスタイルは「ブラジルのm-flo」と呼べそうで、プロモーション次第では日本でもブレイクしそうだ。

heliaoenegralicd.JPG
Helião e Negra Li / Guerreiro, Guerreira
1. Guerreiro, Guerreira
2. Olha o Menino
3. Periferia
4. Bom estar com Você
5. Lembranças
6. O Rap não tem pra Ninguém
7. A Noite
8. Tão Bom pra Mim
9. Sem Crise
10. Face da Febre
11. Exército do Rap

| | Comments (0)

LICA CECATO Show em Tóquio

Descendente de italianos, Lica nasceu em São Paulo. Por influência do pai, um maestro, e do avô, um saxofonista, começou a aprender piano aos seis anos, e violão aos 11. Em 1978, mudou-se para a Europa e estreou como cantora. Formou-se na faculdade de música Berklee, nos EUA, e hoje interpreta vários estilos: bossa nova, jazz, pop e até música clássica. Lançou cinco discos próprios (um deles ganhou indicação ao prêmio Grammy, na categoria latina) e participou de outros três.

A brasileira já morou em diversos países e fala cinco línguas - entre eles o japonês.

Lica conhece bem o arquipélago. O tempo que passou por aqui soma dois anos. Chegou até a compor músicas no idioma nipônico. "Os japoneses são bem diferentes do que as pessoas pensam. Eles são muito românticos", aponta.

密かに来日中のリカ・セカートが東京でショーを2回やるみたいです。あまり情報が流れていないようなので、こちらでも紹介します。先日、エルメートのショーの直前に一つ上のフロアで無料ライヴをやっているのをちょっと聴いたのですが、第一印象は「MPB度を増したアナ・カロリーナ」という感じで、一度じっくり聴いてみたいと思っていたところでした。
licacecato.JPG

Lica Cecato em Tokyo
Harajuku
Quando: 29/11, às 19h.
Com participacão de Jun Aoki
Local: Harajuku Aco Studio. Fica a dois minutos a pé
da saída Takeshita-guchi
da estação Harajuku
(JR Yamanote)
Preço: 3,5 mil ienes

Jiyugaoka
Quando: 3/12, às 19h30.
Com participação de Koji Abe
Local: Time & Style (loja de design). 3-23-2, Yakumo, Meguro-ku, Tokyo. Fica a 13 minutos a pé da estação Jiyugaoka (linha Tokyu Toyoko)
Tel: 03-5731-7023.
A entrada é gratuita


代表作
licac.JPG
LICA CECATO / Costelário / 2003

licaeurope.JPG
Live In Europe / LICA CECATO & ROMERO LUBAMBO / 2003


| | Comments (0)

SIMONE / 25 de Dezembro

今年もクリスマス・シーズンが近づいてきました。クリスマスの曲を集めたCDはいろいろありますが、個人的に一番好きで良く聴くのが、シモーネが96年に発表したこのアルバム。
ジョン=ヨーコのカヴァー(1)、ビッグバンドをバックにジャズ風に歌う(2)、ロベカル=エラズモの(4)、(6)、サッチモの(7)、チンバラーダも参加したブラジルの定番クリスマスソング(9)、そして(10)、(11)に至る流れは、ブラジルが敬虔なキリスト教の国だということを再認識させてくれます。素晴らしい作品です。

simone1225.JPG
SIMONE / 25 de Dezembro
1. Então é Natal
2. Natal Branco
3. Bate o Sino
4. Pensamentos
5. O Velhinho
6. Jesus Cristo
7. Que Maravilha Viver...
8. Natal das Crianças
9. Boas Festas
10. Noite Feliz
11. Ave Maria

全編スペイン語で歌ったヴァージョンのCDも出ています。

| | Comments (0)

Nando Reis & os Infernais / Mtv ao Vivo

最近よく聴いているのがナンド・ヘイス。元チタンスのメンバーというとトリバリスタスで日本のMPBファンにも一般的に名が知れたアルナルド・アントゥネスのほうがメディアにも取り上げられる回数が多いですが、ナンドもなかなか気を吐いています。
先日リリースしたDVD、「MTV ao Vivo」がこれまた素晴らしい。先日紹介したカシア・エレールが歌ってヒットした「O Segundo Sol」のセルフ・カヴァーもいいですが、何といっても凄いのが「Mantra」。タイトルから想像出来るようにちょっとラーガ・ロックっぽい曲ですが、なんと!インドのお坊さん風な人達が10人ぐらいゲスト参加してコーラスをつけています。ヴィーナ(琵琶)とか小型シンバル(カスタネットぐらいの大きさ)を演奏する人もいる本格仕様です(笑)。結構こういうのって上辺だけになりがちですが、ごく自然な感じで自己の音楽的センスに取り入れているのが素晴らしい。他の曲と比べても浮く事無く、ナンドの世界観に見事に合致しています。
個人的にはロックはあまり聴きませんが、こんな人がいるからブラジルはおもしろいです。

nandoreisdvd.JPG
Nando Reis & os Infernais / Mtv ao Vivo / DVD / 2004
1 - Mantra
2 - O Mundo é Bão, Sebastião!
3 - A Letra "a"
4 - O Segundo Sol
5 - Sangue Latino
6 - Dessa Vez
7 - All Star
8 - Por Onde Andei
9 - Marvin
10 - No Recreio
11 - Quase que Dezoito
12 - Não Vou Me Adaptar
13 - Meu Aniversário
14 - Luz dos Olhos
15 - Os Cegos do Castelo
16 - Pomar
17 - Fogo e Paixão
18 - My Pledge of Love
19 - Do Seu Lado
20 - Me Diga
21 - Relicário


nandoreis.JPG
彼等とはTV番組にも一緒に出演しているみたいです(笑)。

| | Comments (0)

Brasilian Night

こういったイベントに参加します。ご興味のある方は是非遊びに来て下さい!!

****************************************************************************************
Brasilian Night
サンバとボサノヴァばかりがブラジルじゃない、ブラジリアン・ヴォーカル&ソウル、  サンバ・ファンキ、はたまたノルデスチのリズムなど、多彩なブラジルを詰め込んだLounge NEOのBrasilian Night。今回は人気急上昇中のPecomboに加えて、ブラジルから最高のハーモニーを聴かせるシークレット・ゲストが登場。ハーモニーが創りだすグルーヴを体感せよ!

DJ
Willie Whopper
watta-B
...and more

Live
Pecombo
and Special Guest from BRASIL

Date:12/7(Tue.) Start 19:00 / Close 23:00
渋谷区道玄坂2-21-7第8矢澤ビル5F,6F
Lounge NEO
Charge 3,000(on door,w/1drink)
Information : ARTSPOT (watabe) 03-5206-2368

| | Comments (0)

Abril Despedaçado / Behind the Sun

Abril 1910 - Na geografia desértica do sertão brasileiro, uma camisa manchada de sangue balança com o vento. Tonho (Rodrigo Santoro), filho do meio da família Breves, é impelido pelo pai (José Dumont) a vingar a morte do seu irmão mais velho, vítima de uma luta ancestral entre famílias pela posse da terra. Se cumprir sua missão, Tonho sabe que sua vida ficará partida em dois: os 20 anos que ele ja viveu, e o pouco tempo que lhe restará para viver. Ele será então perseguido por um membro da família rival, como dita o código da vingança da região. Angustiado pela perspectiva da morte e instigado pelo seu irmão menor, Pacu (Ravi Ramos Lacerda), Tonho começa a questionar a lógica da violência e da traição. É quando dois artistas de um pequeno circo itinerante cruzam o seu caminho...

遅ればせながら「Behind the Sun」を観に行く。公開して数週間経っているが祝日ということもあり、程よく満席。
原作はアルバニアが舞台だそうだが、ワルテル・サレス監督はブラジル北東部の史実に置き換えてこの作品を撮ったそうだ。
1910年のブラジル北東部というとサトウキビ産業が主な産業だが、この話の舞台も砂糖の精製を家業にしている一家。色彩に優れた映像で、撮影はバイーア州の内陸部、ホテルのある街から更に200km奥に入ったところで行われ、ホテルから毎日通っていたそうだ。
昨年日本で公開された「Eu,tu,eles」が北東部の暮らしをユーモラスに描いたのに比べ、この作品はシネマ・ノヴォの巨匠ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスの「VIDAS SECAS」、グラウベル・ローシャの「DEUS E O DIABO NA TERRA DO SOL」「ANTONIO-DAS-MORTES」にも通じるシリアスなストーリーだ。

それにしてもパンフやチラシに書いてある
「生きること、君への想い、加速していく。」とか
「閉ざされた日常の中で出会った、可能性に満ちた新しい世界」
といったコピーは、かなり誤解を与えると思うのだが...。

Abrildespedacado.JPG
Abril Despedaçado / Behind the Sun
ブラジルのオフシシャルH.Pはこちら。
ここからポルトガル語の予告編が観れます。
興味があればこちらも読んでみて下さい。

| | Comments (0)

Jornal Tudo Bem

在日ブラジル人の為の二大ポルトガル語新聞といえば、International PressJornal Tudo Bemだ。
International Pressがシェア的に優位なものの、Jornal Tudo Bemも一味違った切り口で誌面を飾る。

tudobem.JPG
今週号は日本で活躍するNikkeiロック・バンドの特集。No More,NôMades Urbanos, Blind Suffering,Dream Slave,Abyttal,Blood Tears,Spiralといった7つのグループを紹介している。ヘヴィメタルが多いのは取っ付きやすさからだろうか?

tudobemmariarita.JPG
芸能面では全面を使いマリア・ヒタを紹介。

| | Comments (0)

ジュンク堂新宿店

だんだん長文化してきたので今日はあっさりいきます(笑)。
新宿三越の7&8Fにオープンしたジュンク堂書店、かなり使えます。
ブラジル関連でも現在流通している書籍は8割以上は揃っていると思われます。しばらく通いそう。
地下鉄の中吊にあった「新宿・紀伊国屋書店前 ジュンク堂」という攻撃的なコピーにはいかがかと思ったが...。

本日購入。
pantanal.JPG
パンタナルの冒険
CDブック 語学教育絵本1 ブラジル・ポルトガル語 
アマルド・ミスキェル原作 定価1575円(税込)


| | Comments (0)

Vários (Chico Buarque) / Os Saltimbancos

某ブラジル雑貨店で、なにげなく手に取った2枚組CD「Para Divertir as Criancãs」。
Parabéns pra você」のヴァージョン違いが7種類も入っているし、安かった(1,000円ぐらい)ので購入。
criancas.JPG


内容はジャケットが表すように子供向けの音楽のコンピレーション盤なのだが、この紙ケースの中に2枚のCDがケースごと入っていた。一枚は「Parabéns pra você」の楽曲集なのだが、もう一枚はなんと...
「Os Saltimbancos」のサントラがそのまま入っている!!

saltimbanco1992.JPG
Vários (Chico Buarque) / Os Saltimbancos
01. Bicharia
02. O Jumento
03. Um Dia de Cão
04. A Galinha
05. História de uma Gata
06. A Cidade Ideal
07. Minha Canção
08. A Pousada do Bom Barão
09. Todos Juntos
10. Esconde-esconde
11. Bicharia

これは、1977年にシコ・ブアルキがセルジオ・ヴァルドッチと共作した子供の為のミュージカル「Os Saltimbancos」にあわせて書き下ろした楽曲集で、同年に初演盤がリリースされているが、上記の作品は1992年に再演された際に再録されたもの。初演の77年盤は良く見かけるが、この92年の再演盤はレコードでしか見たことが無い。CD化されていたとは...。勉強不足でした。シコのオフィシャルH.P.にもこの作品は紹介されていないのでシコ・ファンはチェックしてみて下さい。(ちなみにシコは楽曲を提供しているだけでレコーディングには参加していません。)


こちらが1977年盤。
ossaltibancosprimeiro.JPG

| | Comments (0)

Tati Quebra Barraco / Boladona

ブラジルのあらゆる都市に隣接する無数のファヴェーラ。確かに、麻薬密売やマフィア同士の抗争が日常となっている危険地区で、外部の人間が気軽に立ち寄れる場所ではないということは間違いないが、そこに住む(住みざるを得ない)カタギの人々は貧しい生活の中にも豊かな心を持ちたいと願っていると信じたい。
リオデジャネイロのファヴェーラでは、カルトーラやネルソン・カヴァキーニョを筆頭に、サンバ界の数多くの重鎮達が生活していた。ポピュラーミュージック界においても、ブラジルのソウル界の帝王チン・マイアや、最近ではファヴェーラの子供達の教育にも力を入れているマンゲイラのイヴォ・メイレレス、役者としても活動している元ファロファ・カリオカのセウ・ジョルジといった、ブラジルを代表するような音楽家がファベーラの出身だ。
そして現在、ファヴェーラに住む若者の間で圧倒的な人気を誇るのが「ファンキ・カリオカ」と呼ばれる音楽だ。これは70年代から続くファヴェーラのディスコ・パーティー、「バイリ・ファンキ」の延長線上にあるもので、以前は欧米のブラック・ミュージックや、それらに影響を受けたブラジル人ミュージシャンによるソウルやファンクなどが主体だったのだが、現在の主流は、機器の発達に伴う打ち込みやラップ、マイアミ・ベースなどの要素が複雑に絡み合い発展し、ファンキ・カリオカ独特ののスタイルを確立した。低音を強調した重いビートの上にピコピコと電子音が飛び交い、怒鳴り声のような歌とラップ(と言えるかどうか微妙だが。)が特徴だ。欧米で一般的に言われる「ファンク」とは異なるブラジル独特のものだ。

そのファンキ・カリオカのシーンに新しい才能が誕生した。Tatiana dos Santos Lourenço、通称Mc Tati Quebra Barraco。映画にもなったシダーヂ・ヂ・デウスの出身。12歳の頃からバイリ・ファンキのパーティーに顔を出すようになり、すぐに曲を作り歌い始める。たちまち地元で人気を集めると、噂を聞いたバイリ・ファンキ界の有名プロデューサーDJ マルボロの目に留まる。彼の力添えもあり、Tim Festivalに出演、多くの取材を受けるとTVにも出演し一躍時の人となる。あのカエターノ・ヴェローゾも絶賛したとか。この1stアルバム「Boladona」には、同郷の先輩であるBonde do Tigrãoが(16)にゲスト参加、華を添えている。彼女は先月ドイツ、スイス、オランダとヨーロッパ公演も大盛況のうちに終えており、国際的に売れるのもそう遠くないだろう。プライベートでは2児の母親でもあるそうだ。

tatifoto.JPG
"Quebra Barraco"とは"壊れたバラック小屋"の意味。


taticd.JPG
Tati Quebra Barraco / Boladona
1-BOLADONA
2-MONTAGEM DO CARTÃO MAGNÉTICO
3-KABO KAKI
4-VOU BOTAR VOCÊ NA PISTA
5-SATISFAÇÃO
6-TAPINHA ATRAZ TAPA NA FRENTE
7-GUERREIRA
8-SE MARCAR
9-SOU FEIA MAS TÔ NA MODA
10-MONTAGEM CARDÁPIO DO AMOR
11-MATEMÁTICA
12-MONTAGEM ARDENDO ASSOPRA
13-DEMOLE MEU BARRACO
14-DAKO É BOM
15-YURI JUVENTUDE
16-ORGIA
17-DEMORO JÁ É
18-PRA ESQUERDA PRA DIREITA

| | Comments (0)

Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

大泉で買ってきたもの その3 Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

「ブラジルの演歌」とも例えられる「ムジカ・セルタネージャ」。そのルーツはムジカ・カイピラにあるが、約20年程前から(北米ナッシュ・ビルが発祥の)カントリー&ウエスタンの影響を受けつつ、北東部のフォホーや南部のムジカ・ガウシャまで取り込み、より洗練されたスタイルに変化していった。現在ではサンパウロなどの都市部に暮らす地方出身者や、ゴイアス~マトグロッソ~ミナス~パラナといったブラジル内陸部にて生活している労働者、特に農業従事者や牧畜関係者といった人達が家族ぐるみで聴いている大衆的な音楽だ。(そんな理由か、知性派ミュージシャンや高学歴&高所得者といったいわゆる”ハイソ”な人達の間で「セルタネージャが好き」と言うのはなかなか勇気がいることらしい。リオデジャネイロではそれほど人気が無いのも頷ける。ただ実際のところは、多くのブラジル人が密かに愛聴している(笑)。「セルタネージャはブラジル人の魂だ。」と断言したブラジル人もいる。)
そんなムジカ・セルタネージャ界で、リリースするアルバムが常にメガ・ヒットとなり、デビュー以来30年以上に渡って頂点に君臨し続けている二人組がシタンジーニョ&ショロロだ。(ご存知の方も多いとは思うが、以前このBlogでも紹介したサンディ&ジュニオールの父親がショロロだ。)
今月リリースしたばかりの最新作「AQUI O SISTEMA É BRUTO」は彼らの28枚目となる作品だ。タイトルを直訳すると少々過激な意味になりそうだが、これは内陸部のスラングの一つとして解釈したほうが良さそう。
(1)はカントリー・ロックなテイストでオープニングを飾るのに相応しいナンバー。TV Recordで4月から放映されている2人が司会を務める歌番組「Raízes do Campo」のテーマ・ソングにもなっている。ゼ・ハマーリョがゲスト参加している(2)は現在FMでヘヴィー・ローテーション中。 (5)はイントロがサザンオールスターズにも似た日本人好みのバラード、(11)では若手のグルーポ・トラヂサォンをゲストに、シュハスコやシマホンといったガウシャ(の文化)の素晴らしさを歌っている。
ブラジル全土のCDショップやメルカドではリリース直後から売れに売れているそうで、現在チャートを急上昇中。これから年末にかけて耳にする機会も増えるだろう。この作品を聴かずに今年のブラジル音楽界は締められない。

cx.JPG
Chitãozinho & Xororó / AQUI O SISTEMA É BRUTO

01. Aqui o Sistema é Bruto
02. Sinônimos
03. Essência do Prazer
04. Sem Destino
05. Se
06. Só Sei que Dói
07. Quero Você
08. Mulheres
09. Amor Infinito
10. De Vez em Quando Vem
11. Tradição Gaúcha
12. Zé Bento

| | Comments (0)

Revista Go Where? BAHIA

大泉で買ってきたもの その2 Go Where? BAHIA

ブラジルの国内旅行雑誌「Go Where?」。サンパウロ版は9年前から発行されているそうだが、この度バイーア版が新創刊された。創刊号はなんと今をときめくイヴェッチ・サンガロが表紙のモデルを務めている。もちろんインタビューも掲載(なんと7Pも!)。他にもイベッチの永遠のライバルかつ大の親友でもあるダニエラ・メルクリや、文化大臣ジルベルト・ジルのインタビュー、サルヴァドール名所Best100、バイーア料理の名店紹介、バイーア在住の女性10人によるファッション企画等、なかなか充実した内容となっている。
旅行雑誌というと「Viagem」が圧倒的なシェアを誇っているようだが、新感覚のこの雑誌には、業界に旋風を吹かすべく頑張って欲しい、と密かに期待している。

gowherebahia.jpg

| | Comments (0)

Revista Istoé Festival do Cinema Brasileiro

大泉で買ってきたもの その1 Revista Istoê

IstoéVejaと並ぶブラジルの大衆向け週刊誌。ブラジルでも雑誌業界は熾烈に競っているようで、本誌も9月から来年1月まで約5ヶ月間に渡る長期のキャンペーンを開催している。なんと、本誌を購入するとオリジナル・パッケージ仕様のブラジル映画のDVDが特典として付いてくるという、日本ではちょっと考えられないゴージャスな内容だ。もちろん週代わりにタイトルが変わり、国民的ヒットを記録した作品から、一般商品としては廃盤、未DVD化の入手困難な作品も含まれており、その筋のマニアにはたまらない内容。特別定価R$17.99という良心的なプライスも嬉しい。日本でも2,000円前後で販売されているようだ。ブラジルの雑誌にはこういった特典(付録)が付くことが多いので、なかなか目が離せない。
istoe.JPG

Relação dos filmes
Título Nas bancas em:
Bicho de sete cabeças 04/09
Caramuru 11/09
A partilha 18/09
Oriundi 25/09
Paixão de Jacobina 02/10
Tainá, uma aventura na Amazônia 09/10
Copacabana 16/10
Cronicamente inviável 23/10
Xangô de Baker Street 30/10
No coração dos deuses 06/11
Coração iluminado 13/11
Villa Lobos 20/11
Desmundo 27/11
Memórias póstumas de Brás Cubas 04/12
O auto da compadecida* 11/12
O homem nu 18/12
Amores possíveis 25/12
Uma onda no ar 01/01/2005
Eu, tu, eles* 08/01/2005

ここからキャンペーンのCMが見れます。

| | Comments (0)

Domingo na Cidade de Oizumi

昨日の続き。

食後は大泉の町をブラブラと探索。

mercado.JPG
メルカドではこんな野菜を売っている。


evento.JPG
掲示板に貼ってあるイベントの告知ポスター。あちこちで盛り上がっているようだ。


bolo.JPG
ファット・ア・マノで休憩。ケーキがおいしくて有名なお店。素朴な味です。


雑貨屋を数軒廻って、CDや雑誌、食料品などを買い込む。ブラジル国内で先週リリースされたばかりのスカンキの新譜がもう入荷していた。カシャッサやセルヴェージャも安い!(カリオカっ子の定番、SKOLが148円!!)

結局6時間ほど滞在して帰途に着く。ブラジルにはなかなか行けないが、大泉でその気分を満喫できた。来月も12日に行きます!!


| | Comments (0)

Restaurante Primavera na Cidade de Oizumi

久し振りに友人数人とで大泉に行った。ブラジル人経営の新しい店が幾つかオープンしていたり、ブラジル人向けに新築のマンションや一軒家が売りに出ていたり、相変わらずここに住んでいるブラジル人は元気がいい。
大泉で一番美味いといわれているRestaurante Primaveraで昼食を取る。皆で土日だけやっているシュハスコ・コースをオーダー。肉類はもちろん、サラダやライス、フェジョン、ちょっとしたサルガッソも食べ放題。これで男性2500円、女性2000円。飲み物もアルコールと生ジュース以外は飲み放題で260円と破格の安さ。(カフェだけなら食べ物代に含まれている。)
肝心の肉はピッカーニャ、コステーラ、コラソン・ヂ・フランゴ、フランゴ・コン・ベーコン、リングイッサ、その他いろいろあった。モーリョをたっぷりかけ、1時間ぐらいかけてゆっくり食べる。肉を持ってくるタイミングが絶妙で、せわしくも無く、待たすことも無く、皿が空になった頃にタイミングよく次のを持ってきてくれるので、ついつい食べ過ぎてしまう。デザートにはカフェとボロ・ヂ・ココを頂く。都内ではなかなか味わえない普段着のブラジルの味だ。程よく満腹になった頃にフロアから生演奏が聴こえてきた。キーボード奏者と女性歌手の二人がユルい感じのアレンジで「メウ・ベン・ケレ」、「トラベッシア」、「アレン・ド・オリゾンチ」などのホマンチコなナンバーを歌っている。隣のテーブルではブラジル人の家族が何組か集まり、どうやらこれから子供の誕生会をやるようだ。どことなく幸せ感に包まれている日曜の午後。

primavera.JPG
これから食べるところ。肉は別の皿にテーブルで切ってくれます。

andre.jpg
一緒に行った友人のアンドレ君。カリオカの彼は「食事が済んだらコルコバードとパォン・ヂ・アスーカルを観に行こうよ!」と洒落たことを言ってくれました(笑)。

| | Comments (0)

Durval Discos

durvaldiscos.JPG

Durval Discos
Tempo: 93 minutos
Ano de Lançamento: 2004
Distribuição: Riofilme
Direção: Anna Muylaer
Roteiro: Anna Muylaer
Produção: Sara Silveira e Maria Ionescu
Música: André Abujamra

Elenco
Ary França (Durval)
Etty Fraser (Carmita)
Marisa Orth (Elisabeth)
Isabela Guasco (Kiki)
Letícia Sabatella (Célia)

2002年の公開当時、サントラ盤が話題になった音楽映画がDVD化された。
舞台は1995年のサンパウロ。中古レコード店を経営するドゥルヴァルは少々ボケ気味(?)の母と一緒に暮らしている。ハウル・セイシャルのTシャツを着て店番するドゥルヴァルは、スカンキのCDを買いに来たスケーター風のお客さんに「うちはレコードしかない。」と説教したり、気弱そうな青年相手に「レコードはジャケットのサイズが(大きくて)素晴らしい。そしてA面とB面と分かれているのが~」等々、レコードの魅力を延々語っていたりしている。(日本にもいるなあ、こういう人。)店内にはジミ・ヘンドリックスのポスターが貼られ、カエターノやガル・コスタ、ジョビンの「ストーン・フラワー」といったレコードが飾られている。この少々時代遅れの店に、ふとしたことからめぐり合ったある女の子と同居することになり...。といった感じのストーリー。
全編ポル語で観賞したので細部まで聞き取れず不明なところもあったが、個人的には前半のコメディ・タッチと後半のシリアスなタッチが???で、作品的には?だった。
ブラジルの批評H.Pをみても0点から10点満点まで評価はまちまちだ。.
しかしながら音楽ファン的観点から観るとなかなかディティールに凝っていておもしろい。主人公のドゥルヴァル氏はソウル系がお好きのようで、ルイス・メロヂア、ジョルジ・ベン、チン・マイア(racional Vol.1とVol.2はブラジルでもレアなんだなと納得。)あたりのレコードを店のターンテーブルで流したり、自分の部屋に戻るとレコードにあわせてギターを手に取り絶叫しながら飛び跳ねたり(こういう人、多そうだが、この姿を人に見られたらかなり恥ずかしそう...)、お客さんも"ファッチ・マリー"なるニックネームを持つドレッドのミュージシャンが来店したり、パラパラとレコードをめくっていている時、あるレコードで手が止まり、長年探していたレコードなのか「ウォー!!」と声を張り上げる客がいたり、と、まあ世界中どこに行ってもレコード・マニア(オ○ク?)は一緒だな、と感じた。ある大物女性シンガーもカエターノのカッパ・ブランカを買っていく行きずりの客役で出演している。(「実はこれ、まだ聴いていなかったのよ~。」とか言っていくれたら最高なのですが。)
durvalritaree.JPG

2002年度 Grande Vencedor Gramado 受賞作品。


| | Comments (0)

Lançado o primeiro DVD de Elis Regina

エリスのDVDがブラジルで発売されたようだ。
関連記事を読むと更に恐ろしい情報が...。この間の試聴会に参加された皆様、
あれ
も出るようです!!

O DVD de Elis é o primeiro de uma série de dez programas "Ensaio" que a Trama vai produzir com a TeleImage, empresa especializada em restauração de imagens. A Cultura só disponibiliza arquivos. Entre os 20 nomes cotados para os próximos nove lançamentos estão Tom, Toquinho e Vinicius, Caymmi,Nara Leão, Baden Powell, Caetano, Paulinho da Viola, Pixinguinha e Gal.
ensaio.JPG

貯金しておきましょう...。

| | Comments (0)

Cássia Eller / dez de dezembro

「ブラジルのジャニス・ジョプリン」とも呼ばれるカシア・エレールがオーバー・ドースで亡くなって早くも3年が経とうとしている。ここにきてブラジルのマスコミの間では、彼女の本当の死因は医療事故、それも誤診だったという情報が飛び交っている。本当のところは分からないにしろ、彼女がもうこの世にいないのは事実であり、せめて彼女の遺した音楽を聴き続けるのが最大の供養だと思う。
cassia.JPG

さて、日本では音楽性よりその突飛な性格(モヒカンにしたり、レズであることを公言したり)で知られている彼女だが、その功績は今一歩評価されていないのではないだろうか?かく言う私もつい最近まで、まじめに正面から聴いていなかった。だが、ナンド・ヘイス経由で今一度彼女の作品を聴くと、それまで気付かなかった彼女の音楽性の深さに驚かされた。私自身ロックはあまり聴かないのだが、カシアにはエリス・レジーナに通じる気迫、マリーザ・モンチに通じる美しさがあると思う。レパートリーには、同世代であるヘナート・フッソ、カズーサ、フレジャー、エルベルト・ヴィアナ達のナンバーはもちろん、先輩格のハウル・セイシャルやシコ・ブアルキ、ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローソの曲、そしてナサォン・ズンビやXISといった新鋭の連中のナンバーに挑戦したり、更にはビートルズやジミ・ヘンドリックスに至るまで、楽曲の取り上げ方も非常にいいセンスをしている。
本日は彼女の死後発売されたベスト盤を紹介。全11曲、40分足らずの作品だが中身は濃い。タイトルは彼女の誕生日を表している。お気に入りであるナンド・ヘイスの曲を中心に、カエターノや(パウリーニョ・)モスカ、ゼ・ハマーリョの楽曲を、前述のビートルズは(1)と(7)、そしてジミヘンの(9)。ジルベルト・ジルがゲスト参加した(6)はロックとフォホーが交錯する佳曲。作品の流れを決める曲順も素晴らしい。
アドリアーナ・カルカニョット、アナ・カロリーナ、ゼリア・ドゥンカン、このラインが好きならきっと気に入ります。
命日を前に是非聴いてみて下さい。

cassiaeller.JPG
Cássia Eller / dez de dezembro
01. Get Back
02. No Recreio
03. All Star
04. Eu Sou Neguinha / Citação: Rap Incidental
05. Nada Vai Mudar Isto
06. Fiz o que Pude / Citação: Chororô
07. Julia
08. Nenhum Roberto
09. Little Wing
10. Vila do Sossego
11. Só se for a Dois

2002年の夏にRioを訪れた時、彼女のポスターが街のあちこちに貼ってありました。

| | Comments (0)

ALEXANDRE PIRES / Alto Falante

Só Pra Contrariarのヴォーカリストで、現在はブラジルだけでなくラテン・アメリカを代表する歌手に成長したアレシャンドレ・ピレスの3枚目となる新作がリリースした。
1976年、ミナス州生まれのアレシャンドレは1989年、地元でパゴーヂ・グループを結成、それまでのパゴーヂの常識を打ち破るムイト・ホマンチコなスタイルで活動を始める。1993年、デビュー作「Só Pra Contrariar」を発表するや否や瞬く間にブラジル全土で大ヒット、国民的グループとなった。そのスタイルには賛否両論あるが、ブラジルの一般大衆には絶大的に支持されており、後を追う数多くのグループに踏襲された。2002年にはカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルといったブラジル音楽界の重鎮達をゲストに迎えアコースチコのショーを成功させた。(この模様はCD、DVD化されリリースされている。)
spcacustico.JPG
Só Pra Contrariar / Acústico

アレシャンドレは2001年にソロ・デビューを果たした。1stアルバム「É Por Amor」をリリース、その後正式にSPCを脱退すると活動の場をラテン・アメリカ諸国に広げ、スペイン語で歌った「Estrela Guia」をリリースし、中南米全土で成功を収めた。最近ではE.U.A.でも活動を開始、ホワイトハウスの中で「イパネマの娘」を歌ったのも記憶に新しい(それを聴いたのは「ブラジルには黒人はいるのかね?」と尋ねた某名(迷?)大統領だというのは皮肉的だが)。ラテン・グラミーでは既にノミネートの常連となっている。
さて、車のエンジン音から幕を開けるこのアルバム、いわゆるパゴーヂ路線では無く、今時感が強いコンテンポラリーな作品だ。どこかで聴いたことのあるフレーズをそのまま引用(笑)した(3)や、(4)のジョルジ・ヴェルシロのナンバーもスムースで心地良い。どことなくアジア・テイストの(12)もクラブで大音量で聴いたらおもしろそうだ。ゲストには来日の噂もあるファット・ファミリー、かつての好敵手ネチーニョ、そしてTRAMAに移籍し全国区となったカジュー&カスターニャ等が参加している。
日本におけるラテン・ポップスのマーケットは意外に大きい。ブラジル音楽の枠を飛び越えて活動している彼の作品が、ルイス・ミゲルやリッキー・マルチン、エンリケ・イグレシアスのように、より多くの人に聴かれるようになって欲しい。

ALEXANDREPIRES.JPG
ALEXANDRE PIRES / Alto Falante
1. Eterna Namorada
2. Coisa do Destino
3. Putz, Putz
4. O Que Você Fez
5. Errei Por Te Amar
6. Fofoca
7. Carinha Bonitinha, na Telinha
8. Ao Sentir o Amor (On the Wings of Love)
9. É Hoje
10. Me Cansei de Viver Assim
11. Vocês Conhecem Zumbi?
12. Navio Pirata
13. Diga Não as Drogas
14. G L B T (Liberdade de Expressão)

| | Comments (0)

Lembrança do Indio Branco / 白いインディオの想い出

近代ブラジル音楽の開祖であるヴィラ・ロボス。没後45年経った現在でも、彼は多くのブラジルのミュージシャンに影響を与え続けている。この本は、ヴィラ・ロボス本人の愛弟子であり、世界初のヴィラ・ロボス全曲集を録音したことでも知られるピアニスト、アンナ・ステラ・ シックが彼の生誕100周年にあわせて発表したものである。詳細なバイオグラフィーから、ちょっとしたエピソード(「左手でブラジルを弾き、右手でフランスを弾く」とか「私は白いインディオだ。」という彼の発言にも注目)や、ヴィラ・ロボスの楽曲&演奏方法の解説、そして主要作品目録に至るまで、ヴィラ・ロボスのファンで無くとも読み応えがあるだろう。個人的にはヴィラ・ロボスがブラジルの地方民謡を記録する為、国中を旅していたというくだりが印象的だった。
日本語版の発刊にあたり、プロのクラシック・ピアニストである鈴木裕子嬢の、ヴィラ・ロボスの音楽との出会いから、この本を翻訳するまでに至る流れも感動的だ。彼女が弾いたCDも付いているのでヴィラ・ロボスを初めて聴く人にもお勧めだ。
「ブラジル音楽とは?」という大きなテーマを紐解く為にも、ブラジル音楽に興味のある者なら必読の一冊である。


villalobos.JPG
白いインディオの想い出 - ヴィラ=ロボスの生涯と作品
アンナ・ステラ シック (著), Anna Stella Schic (原著), 鈴木 裕子 (翻訳)
価格: ¥3,150 (税込)
目次
序文
I ヴィラロボスの生涯
II 白いインディオの想い出
III さまざまな証言
IV ヴィラロボスと多作性について
V 作品と演奏―ピアノ作品・演奏解釈
VI ヴィラロボス略年譜
VII ブラジルの音楽について
エピローグ
主要作品目録
参考文献
訳者あとがき
CD収録作品リスト


おまけ

dvdvilla.JPG
Villa-Lobos, Uma Vida de Paixão/Cinema Nacional/2000 
彼の半生を描いた映画がDVD化されています。英語字幕もあるので興味ある方はご覧下さい。

リオのボタフォゴにヴィラ・ロボスの記念博物館があります。おみやげも売っていますよ。

日本でも没後45周年を記念した追悼コンサートが開かれるようです。

| | Comments (0)

Parque Nacional serra da capivara

新宿エルタワーに入っている埼玉県領事館の中で、ブラジル関連の写真展が開催されていると聞いたので早速見に行く。
今回の展示はMAIKEN(南アメリカ大陸自然・文化遺産研究所)という団体が主催、北東部ピアウィー州にあるセーラ・ダ・カピヴァラ国立公園の景観と、そこに遺された遺跡が中心だ。1991年には世界遺産に指定されている。
E.U.A.のグランドキャニオンを彷彿する大スケールの風景と、約10,000年前に描かれたという古代人の壁画をみると、遥か昔のブラジルで逞しく生活していた当時の人々の姿が頭をよぎる。ジャガーを恐れている人々の絵が印象的だ。ブラジルがこの時代から500年前に発見されるまでほとんど変わらなかったというならば、かつてドイツ人探検家、ハンスターデンが「原始ブラジル漂流記録」で描いたブラジルも同じような風景だったのだろうか?
本日より毎日10時から19時まで、19日(金)まで開催されるそうなので(土日は閉館)、職場が近所の人はチェックしてみて下さい。

l1.JPG
主催の方に写真撮影の許可を頂きました。

l2.JPG
バイーア人形やペルナンブーコの土人形も展示・販売されている。

l3.JPG
ガラナやチョコも販売されていた。

ここにも少々、国立公園の様子がUpされています。

| | Comments (0)

GRUPO VEM SAMBAR em Roppongi SPIRAL Sábado, Novembro 06, 2004

エルメート終演後、六本木へ移動。Spiralというクラブでブラジル人主催によるイベントが開催。このクラブでは数ヶ月に一度、ブラジル人主催によるイベントが開催されている。前回はSchincariolの日本上陸を記念したセルヴェージャ飲み放題のフェスタだった。今回は「NIGHT GIRLS」と題した、女の子は入場無料という逆差別的なイベントだ(笑)。
vemsambar.JPG

このクラブは3つのフロアに分かれており、今回はメインフロアでHIP-HOPが、地下のフロアはトランス(笑)、そしてもう一つのフロアはパゴーヂのステージがセッティングされている状態で閉ざされていた。
入場者は我々のグループの他はほぼブラジル人。しかもNikkeiティーンが多い。神奈川や埼玉、群馬辺りから遊びに来ているのだろうか。ちなみに今日のイベントは長野の諏訪にあるHIPNOSE CAFEというディスコが主催している。KELLY KEYHARMONIA DO SAMBAの長野公演の会場となったことで有名な店だ。
24時を廻ったあたりから急に込み始める。メインフロアのDJもHIP-HOPからハウス、そしてムジカ・ナシオナルのヒット曲をプレイ。LS JACKからCPM22、CHARLIE BROWN JRあたりのナンバーで強力に盛り上がる。面白いのは曲が変わるごとにフロアへの出入りが激しくなる。好き嫌いがハッキリしていて、気に入らない曲がかかるとすぐにバー・フロアに飲みに出るようだ(笑)。逆にヒット・チャート上位の曲がかかるとメイン・フロアになだれ込み飛び跳ねている(笑)。
girlsnight1.JPG
こんな感じで盛り上がっています。一緒に行った人が「ブラジルのデパートのにおいがする。」と言っていました(笑)。


26時30分を過ぎた頃、パゴーヂのステージがセッティングされたフロアが開放される。DJはファラマンサやハスタペのフォホーを廻す。すぐにペアになりステップを踏むカップルが数組。日本人同士だとこうはいかない。照れてしまうか、サルサみたいにアクロバティックな技の見せ合いになってしまいがち。自然体なのがうらやましい。

やがてバンド・メンバーがステージに上がり、本日のメイン・アクトであるパゴーヂの演奏が始まった。GRUPO VEM SAMBARという名のグループだ。もちろんプロのミュージシャンでは無く、Dekassegiの仲間達が集まって結成したようで、昼間は工場などで働いているのだろう。演奏は正直技術力に欠け、かなりたどたどしいものの、その素人ぽさと、客席の一緒になって歌い踊るブラジレイロ達に励まされながら温かみのあるステージを披露した。
vemsambar1.JPG

vemsambar2.JPG

変に音楽的知識や、肥えた耳を持ってしまうと、なかなかこういった演奏で楽しむことは困難になるのかも知れないが、(あくまでも音楽的には素人の)彼らが日本に来て恐らく数年、ある程度生活にゆとりが持てるようになり、自分達のアイデンティティーの一つであるサンバを演奏するようになり、週末はこうやって自らイベントを企画し、一時的に日常の様々な問題を忘れ楽しんでいる姿をみると、もうすぐブラジル移民100周年を迎えるにあたり、日本政府は、日本国民は、そして一ブラジル音楽ファンの日本人として、在日ブラジル人の存在をどのように捉えているのか、そしてどのようなスタンスを持っているのか、様々な思いが交錯した。
ちょうどエルメート公演の直後、あるブラジル音楽ファンの「ブラジル人が聴くブラジル音楽には興味が無い」という発言を耳にしたので、よけいにそう思ったのかも。

| | Comments (0)

Hermeto Pascoal em Daikanyama Unit Sábado, Novembro 06, 2004

エルメートを観るのは2002年の読売ランド以来2回目。前回はバンドを率いての公演だったので、アレンジやアンサンブルの妙を楽しんだのだが、今回はソロ公演なのでより彼の本質的なものが聴けると期待。
最初はピアノのソロで。クラシカルなフレーズにの上に唐突にアバンギャルドなフレーズが交錯する。ピアノの弦の部分に帽子(?遠くてよく見えない)を投げ入れ、音色を変えるのは図らずもヴィラ・ロボスの踏襲か。
バスフルートを使いショーロの有名曲であるブラジレイリーニョをスキャットを交えて披露。お約束のバケツのトランペットではマイルスのラウンド・ミッドナイトを。女性ヴィオラ・カイピラ奏者(28歳の奥さんだそう!)が登場すると、早いパッセージのフォホーを歌う。MCはポルトガル語に時折英語を交えて。
曲名は不明だが明らかにインヂオの民謡を引用した曲もあった。
アンコールも含めて45分ほどの短いステージだったが、今回強く感じたこととして、エルメートは世の中で言われているような奇人・変人の類では決して無く、彼もブラジル音楽の落とし子だということだ。楽曲の1曲、1曲にブラジルのルーツがあり、それを彼なりに解釈し表現していく。それは手法は違うがジョアン・ジルベルトと同じ作業だといえるだろう。
「ブラジル音楽」という大河の中で西洋音楽、特に欧米の価値観でブラジル音楽を捉えると行き詰ってしまう。まずは聴き手自身がブラジルという広大な国の中に身を投げ入れることが重要だ。するとそれまで気が付かなかったことに気付かされるだろう。今回のエルメートの公演は改めてそういったことの重要さを再認識させられた。


hermeto.JPG
会場出口でファンにサービスするエルメート。流石、ブラジレイロ!!


| | Comments (0)

Cidade dos Homens 2004

映画Cidade de Deusの番外編としてTVドラマとして制作されたCidade dos Homens。映画に出演していた人気子役のDarlan CunhaとDouglas Silvaを主人公に、ファベーラでの日常的な暮らしが描かれている。
あまりの人気にシリーズ化され、3年目となる今年も放映が始まった。今シリーズは全5話で、「Pais e Filhos」とか「Foi Sem Querer」、「Vacilo é um Só」、「Hip Sampa Hop」など、タイトルをみただけでおもしろそうな内容が伝わってくる。
過去2作はDVD化されているので、本作も近いうちに日本でも観れるだろう。

cidadedoshomens.JPG
随分大きくなりました。いっちょまえに彼女も出来ているし(笑)。

一部、動画がここから観れます。

| | Comments (0)

金子きみ / ブラジルの霜

最近読んだ本の中ではかなりおもしろかった一冊。
戦前にブラジルに単独移民し、ファゼンデイロとしてそれなりの成功をした兄を、日本で生活していた2人の妹が訪ねて行くという話。時代設定が移民70周年を直前に控えた昭和50年頃なので、その頃の(日本とブラジル両方の)風俗や流行が随所に出てきて、日本以上に日本的だといわれるコロニアを見事に描いている。(初版は昭和53年で、ほぼリアルタイムで書いている。)
移民小説は数多いが、この本の場合、あくまで主人公は日本に在住している姉妹なので、ブラジルでの出来事を客観的に見ているのが印象に残る。読者もあまり予備知識を必要とせず、主人公の姉妹と共にブラジルの広大さ、奥深さを一緒に味わえるだろう。最後のどんでん返しも本当にありそうな事だ。
作者の金子きみは、自身も北海道開拓入植者の娘として生まれている。廻りにブラジル移民となる人々が多かったそうで、ずっと書いてみたかったテーマではなかったのだろうか。この作品を執筆するにあたりブラジル移民についてかなりリサーチしたと思われ、広大な農園やそこで働くカボクロやカマラーダといった人々の描写などは、目をつぶるとまるで鮮やかな色彩が脳裏に浮かび上がってくるようで、映像作品のような小説だ。
現在、残念ながら絶版となっているようで、興味のある方は図書館や古本屋で探してみて下さい。
kanekokimi.jpg

| | Comments (0)

Livraria Kyodai Books

五反田の東口を出てすぐの、ブラジル領事館の入ったビルの6Fにある南米雑貨店「kyodai」。元々はペルー系の店だったが、今では半分ぐらいがブラジルの商品。食材はもちろん雑誌やCD、化粧品や洋服などを販売している。この店、同じビルの3Fに本と雑誌、DVDやPCソフトを販売する「Kyodai Books」をオープンした。最近日本で流行している、カフェを飲みながら商品を選ぶことが出来るスタイルの店舗だ。日本国内においてブラジルのCDやDVDは入手しやすくなったが、書籍類はまだまだ入手しづらいのが現状で、この店がオープンしたことで助かる人も随分多いだろう。
営業時間は平日9:00-16:30、土日10:00-17:00、定休日は火曜と(日本の)祝日。

Livraria Kyodai Books
Gotanda Fuji Bldg 302,1-13-12 Higashi Gotanda,Shinagawa,Toquio

caras.JPG
早速、最新号のCARASを購入。

caras_sandy.JPG
こんな記事が載っているのは日本と一緒(笑)。


| | Comments (0)

-Bossa Lounge- On Line Radio em Holland

オランダ在住の友人からメールが届いていた。On Line Raidoを開局したので聴いて欲しいとのこと。
この人、生粋のオランダ人で、4~5年前にうちの(旧)H.P.でアストラッドの日本語で歌ったアルバムを紹介したのを見かけたらしくメールしてきたのが最初。それ以来、時々メールのやり取りをしているが、いやあ、日本人に勝るとも劣らないオ○クぶりで、特にアストラッド・ジルベルトに対する熱の入れ方は半端ではなく、レコードやCDは各国盤で集め、アストラッドのインタビューが載っているなら雑誌はもちろん飛行機の機内誌までかき集め、果てはアストラッドが書いたイラストなどなど、どこからどう入手しているか不明だが、アストラッドに関するものなら何でもコレクションしているそうだ。その熱意はもちろんアストラッド本人にも伝わっているとか。
とは言ってもいい年した大人のサラリーマンなのでスト○カーではありません...。アストラッド以外でも、A&M系を軸に往年のボサノヴァが好きな人です。

さてRadioですが、まずここから再生ソフトをダウンロードし、その後彼のページである「Bossa Lounge」の左側にあるPlayをクリックすると聴けるようです。選曲リストも載っていますよ。
それでは自分も今から聴いてみます(笑)。


live365.JPG
残念ながら現在Windowsしか対応していないそうです。

| | Comments (0)

Lembrança em 第39回下北沢ブラジル音楽普及委員会 

毎月最終土曜の夜は下北沢ブラジル音楽普及委員会。もう3年以上やっているイベント。
夜になるにつれて雨が激しくなり、お客さんの入りが心配だったが、ライヴが始まる頃には立ち見も出るぐらいに。
今月のライヴ・コーナーはショーロを演奏する三人組、レンブランサ。ヴァイオリニスタの江藤さんはクラッシックからタンゴ等まで幅広く演奏、本年はブラジルに遊学し、なんとエポカ・ヂ・オーロのメンバーと交流されたそうだ。ギターの稲葉さんはカリオカの魂を持ったヴィオロニスタで、カヴァキーニョもかなりの腕前。パンデイロの長岡さんはあらゆるブラジルのパーカッションを操れるそうで、Ensaio de Choro(ショーロの練習会)も主催されている。
この強力な3人で、ピシンギーニャなどの古典の名曲から、ショーロの伝統的なスタイルを継承しつつも新しい感覚で解釈したオリジナル曲まで披露。ヴァイオリンでメロを取るショーロはリオでも珍しいそうだ。非常に完成度の高い演奏で、もっと多くの人に聴いてもらいたい。
lemblaca.JPG
lembrança

lembrancacd.JPG
CDも発売中です。


ライヴ終了後は、まず自分がDJ。ライヴの余韻を崩さない様に気にしつつ、現在流行中のラパ系のサンバeショーロからアルマンジーニョ、ヤマンドゥあたりまで選曲。あまり得意分野ではないのでちょっと試行錯誤する。話題の新人歌手、エリザのジョアン・ボスコ・カヴァーがウケが良かった。
ビデオコーナーではネルソン・カヴァキーニョやカンディア、カルトーラの古い映像を観賞する。流し撮りしただけのシンプルな映像だが、画面から伝わってくる生命力というかエネルギーが凄い。
その後、谷口くんのサンパウロのFMで流れているようなブラジリダーヂ溢れる選曲のDJ、そして久し振りに《DINO》さんの前人未踏なDJを堪能。気が付くともう朝でした。最後まで残って頂いたお客様ありがとうございました。

| | Comments (0)

« outubro 2004 | Main | dezembro 2004 »