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Yoichi Funado 船戸与一 / Assassino Do Carnaval カルナヴァル戦記

船戸与一はハードボイルド小説の作家として有名ですが(ゴルゴ13の原作を書いたこともあるとか)、学生時代は探検部に所属し、南米フリークでもあるそうです。1982~83年にかけてブラジルを旅し、あの「山猫の夏」(第3回日本冒険小説協会大賞、第6回吉川英治文学新人賞)を書いています。
今日紹介するものは「山猫の夏」と同じくブラジルを舞台にした短編集。主人公は7編とも様々な理由で日本を飛び出した日本人の男達。そこには観光するだけでは味わえないブラジルの様々な顔があります。彼等が体験するブラジルとは?現実に存在していると思われる人も登場、どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのか分からないリアリティ感があります。
先日公開された「Abril Despedaçado / Behind the Sun」にも通じるブラジル北東部気質満載の「ジャコビーナ街道」、日本人ガリンペイロが主人公の「ガリンペイロ」、九州出身者なら涙無くては読めない「おタキ」、現実にあったエピソードと思われるストーリー(特に中盤部までは絶対に実話を引用していると思う)の「アマゾン仙次」、他、全7話収録。


Assassino
この手の小説は考証がイマイチの場合が多いですが、これはかなり正確だと思います。気になった箇所「東北部の人間がボサノヴァを口ずさむ」とあるのは読者へのリップサービス?

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