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Amo! Pagodão!!

昨年9月とこの年末年始に続けてサルヴァドールに行って一番強く感じたのは、現地でのパゴダォン(パゴーヂ・バイアーノ)の大ブレイクぶりでした。
日本にいるとなかなか情報が入ってこないですが、テクノ・ブレーガやフォホー・モデルナなどに続き、地方発の音楽ムーブメントとしてブラジル全土を席巻する勢いです。

バイーアの音楽というと一般的には「アシェー」というジャンルが知られていると思いますが、一口にアシェーと言ってもいろいろ種類があります。ブロコ・アフロによって演奏されるアフォシェーやサンバへ・ヘギ、シクレッチ・コン・バナナやアザ・ヂ・アギアなどが得意とするフレーボ・バイアーノ、古くはエ・オ・チャンやテーハ・サンバ、アルモニア・ド・サンバ等が盛り上げてきたパゴーヂ・バイアーノ。イヴェッチ・サンガロやクラウヂア・レイチ等はひっくるめて歌うのでアシェー・ポッピと言ってもいいかも。

パゴーヂ・バイアーノは、日本では一部の熱狂的ファン以外からは非常に冷たくあしらわれ、「下品」、「あんなのパゴーヂじゃない」、「バカ」など、今日まで酷い罵声を浴びて来ました。(ちょっと検索すれば、そういった発言がいろいろ出てきます。)
エ・オ・チャンは、一見コミックバンドのように見えますが、その実力は、モントルージャズフェスティバルにも出演した本物。バックメンバーの多くはバイーアのトップ・スタジオ・ミュージシャンから選抜されたそうです。

まあ確かに「パゴーヂ」といえば、一般的にはリオで誕生したサンバの新しい形態を指しますが、古くはムジカ・カイピーラの中にもパゴーヂと呼ばれている種類はあったし、現場を知らない日本人があれこれいうのはナンセンスだと思います。たとえ商業主義だといわれても、バイーアで「パゴーヂ・バイアーノ(バイーアのパゴーヂ)」が定着しているのは間違いありません。(ちなみに自分が9月に行ったパゴーヂ・フェスは有料イベントでしたが35000人も入っていました。)

2000年代に入ると、ピシリコというグループがデビュー、色んな意味でバイーアの音楽シーンを牽引してくるようになりました。色々特徴がありますが、まずは音を聴いてみて下さい。

ピシリコは現在までにCD3枚、DVD1枚リリースしています。ピシリコの成功に触発され、数多くのフォロワーが誕生、活動開始しました。このムーブメントを最近では「パゴダォン」と呼ぶようです。


これは今年のカーニヴァル哨戒戦である現在、大ヒットしているパランゴレーの「ヘボレイション」。(「Axe Bahia 2010」にも収録されましたね。)


先日、カエターノ・ヴェローゾが「ピシリコは好きだよ。彼らは最新形のサンバだ。」と発言したのがブラジルのメディアで大きく報じられました。風見鶏の彼ですが、数年前からパゴダォンのカヴァーを演奏していたのは事実。地元贔屓をおいといても感じるものがあるんでしょうね。


まあ、古くはボサノヴァ、最近ではヒップホップなどが誕生した時もそうだったようですが、誕生したての新しい音楽スタイルは過去の価値観に囚われているとどうしても否定しがちな見解を持ってしまいがちです。ここはウンチク抜きにしてリアルタイムで新しい音楽の誕生と進化を楽しみたいですね。ブラジルは進化し続けている国ですから!

Parangole_muquifest_2009


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