リオのシダーヂ・ヂ・サンバが大火事に

リオのセントロと空港を結ぶ高速の脇にあるシダーヂ・ヂ・サンバ。
月に数回、観光客向けにショウをやっていますが、カーニヴァルの衣装や山車を作ったりしている倉庫としても活用されています。
なんとそこで火災発生。3つのエスコーラが巻き込まれ、被害額は1000万ヘアル以上になるとか。
今年のカーニヴァルまであと1ヵ月切っているし、準備もどうなるのか心配なところです。

Cidadedesambafogo

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世界終末戦争

長く絶版となっていた名著が復刻されることになりました。
作家はペルー人ですが、舞台はブラジルです。


Sekaishuumatusensou
世界終末戦争
マリオ・バルガス=リョサ/著 Vargas-Llosa,Mario 旦敬介/訳
19世紀末、大旱魃に苦しむブラジル北部の辺境を遍歴する説教者と、彼を聖者と仰ぐ者たち。やがて遍歴の終着地に世界の終りを迎えるための安住の楽園を築いた彼らに叛逆者の烙印を押した中央政府が陸続と送り込む軍隊。かくて徹底的に繰返された過酷で不寛容な死闘の果てに、人々が見たものは……。1981年発表、円熟の巨篇。

マリオ・バルガス=リョサ
1936年ペルー南部のアレキーパに生れた。1958年サン・マルコス大学卒業。1959年短篇集『ボスたち』、1963年『都会と犬ども』を出版、一躍脚光を浴びる。1966年、ペルー社会の複層性そのままに多様な人物群が交錯し乱舞する人間模様の壮大なる交響を、前衛的な手法を駆使して濃密に描いた大作『緑の家』が内外より絶讃され、ラテンアメリカ文学ブームの担い手の一人となる。1981年長篇歴史小説『世界終末戦争』など重厚な作品のほか、推理小説やポルノ小説風といった芸風の広がりを感じさせる作品も発表している。『ある神殺しの歴史』でG=マルケス論、『果てしなき饗宴』で〈ボヴァリー夫人〉論など本格的評論のほかエッセイ、ルポルタージュ、戯曲などがある。1993年回想録『水を得た魚』、1997年『ドン・リゴベルトの手帖』(邦訳『官能の夢』)、2000年『山羊の宴』、2010年『ケルト人の夢』。目下、プリンストン大学客員教授としてニューヨークに滞在中。2010年ノーベル文学賞受賞。スウェーデン・アカデミーが発表した授賞理由は以下のとおり――「権力の構造の見取り図を描き、個人の抵抗、反乱、敗北の姿を鋭く表現した」。

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うつろ舟―ブラジル日本人作家・松井太郎小説選

これはめちゃめちゃ面白いです!!
90歳を超えてのデビュー作。コロニア文学界にはこんな人がまだ埋もれているとは!!
日本で出版されたことも素晴らしい!!
西成彦さん、細川周平さんの解説も読み応えあります!!


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うつろ舟―ブラジル日本人作家・松井太郎小説選
単行本(ソフトカバー): 328ページ
出版社: 松籟社

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中南米の音楽―歌・踊り・祝宴を生きる人々

という本が出版されました。

中南米諸国全般が紹介されてあり、ブラジルは「ムジカ・セルタネージャ」が取り上げられています。
執筆は『サンバの国で演歌が流れる』の細川周平さん。細かな資料の検証が素晴らしい!!

現在、ムジカ・セルタネージャは全ブラジル音楽売上の60%以上を占めています。
各関係者も現実から目をそらせないで欲しいものですね。rsrsrs

Tyuunanbeinoongaku


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「日系人をめぐる法」

急ですが、このようなイベントが開催されます。

最近あちこちで外国人移民の話題が出ますが、在日ブラジル人の状況はどうなってるの?という人には是非聞いて欲しいです。

東京にいるとあまり実感はありませんが、名古屋や浜松あたりではコンビニやマクドナルドの店員やってるブラジル人も珍しくない時代に入っています。

ブラジル好きなら目を背けてはならないテーマです。

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シンポジウム「日系人をめぐる法」

日時 3月15日16時30分~19時
場所 東京外国語大学213教室(府中キャンパス)http://www.tufs.ac.jp/info/map-and-contact.html
「予約不要」「入場無料」

  1987年頃から顕著になってきたニューカマーの流入、特に日系ブラジル人については、89年の入国管理法改正により、昨年のリーマンショックまでその存在感が年々増してきていました。改正から20年以上経ち、多くの地方自治体はやっと「労働者問題」から「地域問題」として認識しはじめています。一方で昨年の厚生労働省による帰国支援事業に代表されるように、政府の見方はあくまでも「外国人労働者問題」です。また市民レベルにおいてもまだまだ排除の動きが強く、外国人参政権反対運動なども展開されています。
 そこで今回はメディアから元毎日新聞社論説副委員長である石原進氏、移民研究で著名な武蔵大学准教授のアンジェロ・イシ氏を特別ゲストに迎え、前浜松市市長で本学多言語・多文化教育研究センター長である北脇保之教授、同じく本学教授でラテンアメリカの多文化主義がご専門の鈴木茂教授の計4名によるシンポジウムを行います。89年改正の経緯から近年の「草の根エスノセントリズム」、また近年の地方自治体における地域共生への取り組みの動向など幅広いテーマから、日系人とりわけ日系南米人が、なぜ、どのような制度の中で暮らしているのか?これからどうなっていくのか?を考えます。参加者からの質疑応答の時間も予定していますので奮ってご参加下さい。

パネリスト
石原進氏(多文化情報誌Immigrants編集長)
アンジェロ・イシ氏(武蔵大学准教授)
北脇保之氏(東京外国語大学教授/多言語・多文化教育研究センター長)
鈴木茂氏 (東京外国語大学教授)

お問い合わせ先
東京外国語大学 鈴木茂研究室
riko-rokko【アットマーク】hotmail.co.jp (担当:内田)まで

Nikkeijin

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ジビア・ガスパレット/永遠の絆

春先にブラジル人作家の小説の日本語版が出版されていたようです。
全く知りませんでしたが、ふとした偶然で入手しました。
ブラジル人はこういう話好きですからね(笑)。


Eiennnokizuna
ジビア・ガスパレット/永遠の絆
出版社: ソフトバンククリエイティブ (2009/3/28)
発売日: 2009/3/28
夜明けの静けさのなか、小さな家の窓辺に横たわるのは、重い病にかかり、わずか14歳で死を迎えようとしていたニナだった。彼女を包みこむように、空から降りてくる光…。貧しい家庭を支えるため、毎日必死に働きつづけたニナ。彼女が死ぬことは、貧困にあえぐ家庭を、さらに窮地に追い込むことになる。だからいま死ぬわけにはいかない、なんとか自分をここに残してほしいと懇願するニナだったが…。少女の転生を通して語られる、珠玉のスピリチュアル・ラブ・ストーリー。

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The Economist

英国で発刊されている経済系の情報誌(?)、The Econnomist。
ブラジルが特集されたようです。


Theeconomist20091114


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Latin Grammy Awards of 2009

こちらではまだ紹介していませんでしたが、今年のラテン・グラミーのエントリーが発表されています。
11月5日に授賞式があります。ブラジル関連を抜粋しておきます。

Latingrammy2009

Latin Grammy Awards of 2009

Best Brazilian Contemporary Pop Album
La Plata — Jota Quest
Multishow Ao Vivo — Rita Lee
Em Londres — Roupa Nova
Pode Entrar — Ivete Sangalo
Estandarte — Skank

Best Brazilian Rock Album
Cinema — Cachorro Grande
Rock 'N' Roll — Erasmo Carlos
Agora — Nx Zero
Zé Ramalho canta Bob Dylan - Tá tudo mudando — Zé Ramalho
Sacos Plásticos — Titãs

Best Samba/Pagode Album
MTV Ao Vivo — Arlindo Cruz
O Pequeno Burguês!! — Martinho da Vila
Ao Vivo Na Ilha Da Magia — Exaltasamba
Romântico Ao Vivo — Harmonia Do Samba
Ao Vivo Em Zoodstock — Inimigos Da Hp
Uma Prova De Amor — Zeca Pagodinho

Best MPB (Musica Popular Brasileira) Album
O Coração Do Homem_Bomba Volume 1 — Zeca Baleiro
Pelo Sabor Do Gesto — Zélia Duncan
Regência: Vince Mendoza — Ivan Lins & The Metropole Orchestra
Trem Da Minha Vida-Ao Vivo — Jorge Vercillo
Nova Estação — Wanderléa

Best Sertaneja Music Album
Curtição — João Bosco & Vinícius
De Volta Aos Bares — Bruno & Marrone
Despedida — Edson & Hudson
Voz Do Coração (Ao Vivo) — César Menotti & Fabiano
Coração Estradeiro — Sérgio Reis
Borboletas — Victor & Leo

Best Native Brazilian Roots Album
As Músicas do Filme O Menino da Porteira — Daniel
Alma Caipira — Mazinho Quevedo
40 Anos - Sempre Gaúchos! — Os Serranos
A Festa — Tchê Guri
Micareta 2 Sertaneja — Tradição

Best Tropical Brazilian Roots Album
Amor Sem Fim — Banda Calypso
Sorria Você Está Sendo Filmado — Cajú & Castanha
Minha Praia — Netinho
Orquestra Contemporânea De Olinda — Orquestra Contemporânea De Olinda
Balaio De Amor — Elba Ramalho

Best Brazilian Song (Portuguese Language)
"A Cor Amarela" — Caetano Veloso, songwriter (Caetano Veloso)
"Agora Eu Já Sei" — Gigi & Ivete Sangalo, songwriters (Ivete Sangalo)
"Ainda Não Passou" — Nando Reis, songwriter (Nando Reis)
"Martelo Bigorna" — Lenine, songwriter (Lenine)
"Não É Proibido" — Dadi, Seu Jorge & Marisa Monte, songwriters (Marisa Monte)

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Besouro

カポエイラをテーマにした映画らしいです。年末公開だとか。
これは面白そう!!



Besouro
Besouro

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Days Japan 8月号

世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌『Days Japan』。

最新号の「ブラジル生まれ日本育ちの私たち」という記事にて、Aparecidaでも写真展をやっていただいたリカルド・山本さんの写真が掲載されています。

Daysjapan


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